ミナミヌマエビ

今日は私が休日出勤。しかも午前中はY先生と現場。先生に連絡してキャンセルすることもできただろうが,2日続けて「彼」が遺した家族と会うのはつらかった。ごめんなさい。
九州大学伊都キャンパスの生物多様性保全ゾーンでは,ちょうど福岡グリーンヘルパーの会の方々が作業をされていた。昨年できた田んぼの脇の小さなため池でひとりの方がタモ網でエビをすくって見せてくれた。砂防ダムより上流のこの場所にいるのは,陸封型(淡水だけで生きられる)のミナミヌマエビ(Neocaridina denticulata)だろう。
ヤマトヌマエビ(Caridina multidentata)は,幼生が海に下って育ち,また川へ登る回遊性の生物なので,ダムの上流にはまずいない。「彼」が自分のブログにつけた名前から,彼の第二のふるさと沖縄の海とのあいだを自由に回遊している彼の魂のことを思った。(参考