七夕に3か月ぶりのエントリー

すっかり更新間隔があいているところで,脈絡なく2冊の本の紹介をしたい。
1冊は1年以上前に読んだもの。

系統樹思考の世界 (講談社現代新書)

系統樹思考の世界 (講談社現代新書)

もう1冊も1年ほど前に「初版初刷」を手に入れて読んだもの。
数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

この2冊の本(著者)には共通点がある。

  1. 著者のウェブサイトには日記が掲載されている。
  2. 著者は別にはてなダイアリーも使っている。
  3. インターネット上でこの2冊に言及すると著者のはてなダイアリーに捕捉される。
  4. どちらももうすぐ続編が出版される。
  5. でも,最大の共通点は両者とも著者が「カバーの後ろに何かを隠している」という点だ。

三中さんの本は,自分が進化生物学をやっていたから,というだけでなくきわめて実学的な現在の仕事にも何かヒントをもらえないだろうか,と思って読み始めたのだが,残念ながらそういう面(環境アセスメントに系統学を生かすとか)では消化できなかった。頭の片隅に寝かしていればまあそのうち何か縁があるかもしれない。
結城さんの本は,私にとっては北村薫や沢木喬のミステリーと同じで,仕事に煮詰まった時の気分転換に最適である。4歳の娘に読ませるには早すぎるし,たぶん著者の想定範囲外の読者であるが,楽しませてもらった。
ちなみに,結城浩さんはクリスチャンである,と書いておくと私の日記の読者の一部は,リンク先まで見に行くかな?
ところで,今日このエントリーをあげることで,結城さんの新刊の無料プレゼント抽選の応募の権利が得られるのだけれど,すでに多くの人が応募しているみたいなので,私は本屋に予約しておくことにするか。本のカバーを取ったら,今度はどんなものが隠されているのだろうか。