同僚が亡くなりました

4年近くガンと闘ってきた同僚が天国へ旅立ってしまいました。私が同じ課へ移って机を並べた時から腰が痛いと言っていたのですが,その半年後にあまり知られていないタイプの腫瘍が見つかり入院,その後退院して仕事に復帰していました。1年後に再発して再度入院,以後入退院を繰り返していたのですが,調子の良い時は職場へ出てきて仕事もしていました。この年,1級ビオトープ管理士の一次試験に通っていたのですが二次試験は入院中で受けられませんでした。ところが翌年,一次試験免除で杖をついて東京まで二次試験を受けに行き,見事に合格したのです。そんながんばり屋で,しかも家族思いのいいお父さんでもありました。
3年前,私が多発性筋炎で内科に入院していた時,1か月ぐらい遅れて彼の再発がわかって同じ病院の整形外科に入院してきました。私も調子が悪かったので,その時は旧病棟の5階から新病棟の10階まで行って彼に会ったのは私の退院前の1回だけでした。翌年,私が大腿骨頭壊死で同じ病院の同じ科に入院した時は彼は別の病院でリハビリ中でしたが,看護師さんには彼の同僚だというとわかってもらえました。彼は私よりも1月早く仕事に復帰しており,しばらくは2人で杖をついていっしょに仕事もしたのです。
彼はイラストが得意で,生きもののイラストをよく描いてくれました。彼といっしょにした仕事のことを思い出しながら書いています。