デイルーム

病棟にデイルームという部屋があり,テーブルと椅子,テレビ,ティーサーバー,オーブントースターなどが置いてある。希望すれば食事をここですることもできるのだが,車椅子で椅子の間を動きにくいので,私は配膳にしてもらっている。朝食が食パンの時(火・土)はトースター利用で混み合っている。また,デイルームのテレビは無料だしイヤホンをしなくてもいいので,日中は誰かしらこの部屋でテレビを見ているようだ。
デイルームにはまた本棚があり,100冊ほどの本が置かれている。今日は,またくだんの患者さんが部屋に戻ってきたし,落ち着かなくなりそうだったので,ここの本を読みに行った。で,手に取ったのは「新編漂着物事典−海からのメッセージ」(石井忠)isbn:4874152198「ちび象ランディと星になった少年」(坂本小百合)isbn:4890361944。前者は我が家からも近い玄界灘の海岸をフィールドに漂着物を集め「漂着物学」を興した方の本,後者は映画で最近有名になった話。文庫本や漫画本が多い中に,比較的高価な分厚い本(前者は3990円)や比較的新しい本(後者は昨年刊)があって意外に思った。たぶん入院患者が退院時に寄贈していった本が多いのだろう。