いらいら

昨日同室になった2人は今日手術で,朝から病室はばたばた。特にお一人は耳が遠いので看護師も大声で話すし,患者さんもお年のせいか要領を得ないので,横にいるととても落ち着かない。落ち着かない状態が昨日の午後から続いているのだが,深呼吸ぐらいではセルフコントロールできなかったようだ。今回はよけいなおしゃべりをしないようにしようと心がけていたのに,ついいらないことを口走ってしまった。(付き添いの方の会話に口を挟んでしまった。)今日もそのいらいらからどうもハイテンション気味で,夕方になって静かに反省しているところ。
朝は手術待ちで絶食の人が2人もいるところで朝食をとりたくなかったので,食パンをトーストするついでにトレーごと「デイルーム」へ持っていって食べる。
午前中に次の手術に備えた貯血。手術の出血を自己血の輸血で補うために,病院内の血液センターで400ccの血を抜いて保存しておいてもらう。だいたい朝一番なので9時頃から準備していた(血を抜かれると末端が冷えるので靴下をはいた)が,呼ばれたのは10時前だった。実は私は献血をしたことがないが,血液センターはたぶん献血ルームと同じような設備になっているのだろう。寝椅子のような席に座って血を抜かれる間,ぼーとテレビを眺める。血を抜かれたあとは,水分を補うため生理食塩水を500cc点滴(と言ってもすごく速く15分ぐらいで入ってしまう)される。血を抜く前と後に血圧を測るのだが,今日はそれも高めだった。
部屋に戻って1時間ほどベッドで静かにしていたあと,保留にしてもらっていた9月分の入院費を支払いに行く。午前中は混んでいるので午後にすべきかなとちょっと思ったが,勢いで出かけてしまった。車椅子で行列に並んで会計を済ませる。
午後,リハビリが終わったあと,シャワーを浴びようとシャワー室の使用表を見ると誰の名前もなかったので,自分の名前を書いてシャワー室へ行くと,今女性を介助入浴中ですと看護師に追い返された。当然おわったら使用表を見て呼びに来てくれると思い部屋で待っていたが,1時間たっても呼ばれないのでもう一度使用表を見に行くと,なんと私の下に2人も名前が書いてあり,介助入浴中だという。名前を書かずに使っていた人がいたことと呼びに来てもらえなかったことと順番をとばされたことに文句を言ったが,どうしようもなくさらに部屋に戻って待つこと45分,ようやく呼びに来てもらえてシャワーを浴びることができた。
この間,部屋では手術から戻ってきた耳の遠い患者さんが,看護師の注意が聞こえないのか,ベッド上安静なのに上半身を起こしたりドレインや尿道カテーテルを引き抜こうとしたり,じっと寝ていてくださいと言われて,はいと言うにもかかわらず看護師がいなくなるとすぐ動き出して大変そうであった。横にいるといらいらが募ってくるのだが,私がシャワーから戻ってきてしばらくして,くだんの患者さんはついに重症患者部屋(個室)送りになってしまった。
というわけで,夕食を終えてようやく落ち着きを取り戻しつつあります。いらいらのはけ口として書きはじめたので,あとで読み返して消すかもしれません。