布団が変わると

病院で看護師に聞かれることに「眠れましたか」という質問がある。夜21時に消灯だからふつうの生活からすればかなり早い時間に寝なければならない。私は前回の入院以降,家でも娘と一緒に21時過ぎに眠ってしまい朝早く4時か5時頃に目を覚ますことが多いが,今朝は2時半に目が覚めてしまい,4時頃から6時頃まで二度寝した。今回の入院初日である先週の木曜日の夜はもっとひどくて,23時過ぎには目を覚ましてその後朝までずっとラジオ深夜便を聞きながらうつらうつらしていた。病院へ来て環境が変わると自宅と同じようにはなかなか眠れない。しかし,だからといって看護師に「眠れませんでした」とは言わない。病院では眠らないと体力が落ちたりして病気の回復に差し障るという理由ですぐに導眠剤が処方される。導眠剤で睡眠が改善されるならいいのだが,そうとも限らないのだ。前回の入院の時,多発性筋炎(膠原病の一種)の私はステロイド剤をかなりの量服用しなければならず,その結果いろんなことが起こったのだ(今回の入院もその一つ)が,前回つらかったのが不眠(導眠剤効かず)→躁状態→精神科治療(投薬)→鬱状態→退院→薬を止めてようやく普通に,という3か月にわたる精神的な副作用だった。その始まりの不眠の時,デパスやらユーロジンやらヒルナミンやらコントミンやらいろんな導眠剤抗不安剤を処方されたのだが,ほとんど効かないで2時間ぐらい横になってはナースステーションに行って眠れないので次の薬をくださいと言っていた。そのあげくに興奮状態から抜けられないようになったのだが,朝から思い出したくもないことを思い出してしまったのでここでやめ。とにかく,今回は土曜日の朝は4時半まで眠っていたし,帰宅していた昨日は4時過ぎに一度目をさましたが結局7時まで寝ていたのだから,環境が変わったせいの一時的なものだろう。