アイランド花どんたく

昨日のうちに事務局へ電話して車いすの貸し出しがあることを確認したので,今日は家族3人で緑化フェアへ。午前中買い物などに時間をとられ,簡単なお弁当を持ってお昼前に出発。三苫から海の中道へ抜ける「パークウェイ」の雁ノ巣の合流部に新しくできた香椎方面への折り返しの信号を使いアイランドシティへ。駐車場の係員にお願いして身障者用スペースに止めさせてもらい,松葉杖でゲートへ。さらに中に入って案内所で車いすを借りる。
山笠ゲートから入った正面には「虹の池」がある。池の周囲は芝と花壇になっているが,水辺の一部にはガマやマコモミソハギなどの植物が育っていて,ショウジョウトンボやギンヤンマが飛び交っており,カイツブリもいるようだ。埋め立て地に造成された池ということを忘れそうな様子である。
天気もあまりよくないので,池の周りを回って「アジアンタウン」へ。屋根の下でお昼ごはん。「牛肉入りベトナム風フォー」650円と娘用のお弁当。しかし1歳半の娘もちょっとかためのフォーの麺をちゅるちゅると食べた。
娘のおむつ換えのためどんたくゲート前のベビールームへ。出てきてみたら吉野ヶ里遺跡国営公園のキャンペーンをしている弥生人の着ぐるみがあらわれる。娘はちょっとびっくりしていたが,バイバイと手を振っていた。隣の観光物産館の中に入ると,今度は開館間近の九州国立博物館のキャンペーン。その横は福岡北九州都市高速道路公団のブースで回数券を売っていたり,いかにも官製イベント。
物産館の中にいるうちに外はかなりの雨になってしまった。やむを得ず妻が傘を1本購入して,近そうなテーマ館へ。順路が悪く特別展示の「青いバラ」だけを並んで見る。サントリーが遺伝子組み換え技術で作り出したうす紫色のバラがガラスケースの中に鎮座していた。行列して見るほどのものかどうか?
外に出ると雨が小降りになっていたので,今度は「環境共生館」へ。娘は干潟水槽のカニを見たり,アザラシ型癒しロボットをさわったり,海水淡水化施設で作った水をもらったり,間伐材の積み木で遊んだり,楽しそうであった。
雨がやんだので南の方をぐるっと回った後,「癒しの森」にある売店で蒸し餃子を食べ,テーマ館の「エミール・ガレ展」と温室の植物,ハカタユリと変化朝顔をざっと眺め,さらにアジアンティーガーデンで中国茶を飲んで,5時間近く楽しんで帰途についた。帰りの車に乗ったら娘はすぐに寝てしまった。
天候が悪く車いすだったせいで半分ぐらいしか回れなかったが,植物が好きで裏を知っているという事情もあり,それなりに楽しめた。ちなみに,天候が悪かったにもかかわらずそれなりに来場者はいたが,入場証をつけている関係者がぶらぶらしている姿もよく見かけた。行列するようなことはほとんど無いので,福岡近辺の方はお暇でしたら是非どうぞ。